2013年1月6日日曜日

曽我部恵一BANDの「トーキョー・コーリング」を聴いて


久々の音楽ネタ。

タイトルにもある、曽我部恵一BANDの新譜「トーキョー・コーリング」を聴いて、その感想をつらつらと書いてみます。


ソカバンが2012年に出したアルバムは二枚。


一枚目は、曽我部恵一BAND。

二枚目が、トーキョー・コーリング。


この二枚の以前が2009年まで遡るので、久々のリリースかつ、同年に二枚オリジナルアルバムを出すのは予想外でした。

2012年の二枚はどちらもそれ以前のソカバンの印象を覆すものになったような気がします。

一枚目の「曽我部恵一BAND」の感想はこちらに既に書きました。

今回は二枚目の方の感想を書いてみます。



前置きが長くなりましたが、このアルバムを初めて聴いた時の印象は、


「…ん?これソカバン…??」


という感じでした。

twitter等で、

エレクトロな感じになってる

というような感想をたくさん見てたので、さほど驚きはしなかったのですが、同じくtwitterでの、

すげーかっこいい!

とか、

これは冬に絶対に聴くべき

というような感想もたくさん目にして、かなり期待してたこともあって、


「嫌いじゃないんだけど、うーむ…」


というのが率直な印象でした。

全体的に、アルバム「曽我部恵一BAND」の「ロックンロール」っぽい感じだろうと勝手に想像してたからだと思います。

どういう表現が正しいのか分かりませんが、想像以上なエレクトロ感(?)に面食らいました。

とはいえ、まぁ聴いてるうちに慣れるでしょう、としばらく何日か聴いてみました。

すると…




……

あぁ、なんかいいな。

………

…………

確かに冬の空気に合うなー

……………

………………

あれ、なんか分からないけどまた聞きたくなるな




という感じに変化しました。

思い返せば曽我部さんの作る音楽は、ジワジワ好きになる、っていうパターンが実体験として結構あります。

ソロの「PINK」とかも最初は、なんか大人しいアルバムだなぁ、と思ったのですが、

ふとした時に聞きたくなって、何度も聞いています。


ただ、正直に言えばソカバンに関しては、自分の中のイメージ、特にライブでの

魔法のバスに乗って、とか、STARSのイメージが強すぎて

今回のアルバムはライブで立ちっぱで聴くのはちょっときついかも…という感じはありますが、

これはこれでクセになりそうです。


アルバム「曽我部恵一BAND」ほどのガツンと来る感じはありませんでしたが、

「トーキョー・コーリング」も好対照ないいアルバムだと感じています。

僕の好きなQueenで言うところの「Hot Space」的なアルバムかなぁと。


そして、今後のソカバンの方向性が気になります。

この路線で進むのか、元の方向に舵を切るのか、あるいはもっと別の何かを見せてくれるのか。

答えは曽我部さんのみ知る、という感じなのでしょう。

もしかしたら本人もまだ分からないのかもしれません。


ただ、今回のアルバムのような、曽我部さんの

「次、どんなものが出てくるか分からない感」

が個人的にすごく好きです。

ライブでもフランクながらなんとも言えない緊張感があったり、

自分の中での「アーティストってこんな感じ」というイメージにしっくりきます。



とりとめもなくつらつらと長文を書いてしまいましたが、無理やりまとめると、

「今後も目が離せない!」

といったところです。

曽我部恵一BANDの皆さん、これからもドキドキワクワクソワソワさせてください。


おしまい。


  


曽我部恵一BAND「トーキョー・コーリング」と Queen「Hot Space」
並べて気づきましたが、ちょっと似てる(笑)

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